先日あるお客様の定期点検に伺いました。点検を終えるとお茶を出して頂き、僅かな時間でしたが興味深いお話をしていただきました。

家づくりで実現したかったのはご夫妻共、海外生活で体感したあの暮らしの実現だったそうです。

『家が完成しその希望は実現出来ました。しかし、それ以上に嬉しかったことは人生を考えなければならない病気を患った時、この家に支えられました』(奥様)と。非常にデリケートなことなので深くお尋ねすることは出来ませんでしたが、もはや奥様にとって家は単なるモノではないことは明らかに感じました。そして職人や携わったメンバーの皆がこの家に魂を込めてくれたと確信を持てた瞬間でした。

安城建築の家づくりの取り組みの最終形はお客様も携わるメンバーも含めての『心の充足』だと考えております。それは決してぶれることはありません。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充