現在、殆ど弊社と取引の少ない某住宅設備機器会社の社長様から、ご自宅の新築工事の依頼を戴きました。しかも、驚いたことに複数の大口取引先の建設会社があるにも関わらず、弊社一社の特命で。

私はその社長様に弊社一社の特命について心配になりました。

『私としては喜ばしいことですが、今後のお取引先との関係を考えると、取引先の建設会社に依頼された方が宜しいのではありませんか?』とお伝えしました。

しかし、既に弊社に依頼する旨を各取引先にもお話しされ、各建設会社の皆様了承済みとのことでした。私としては、取引先の建設会社様に対して非常に複雑な心境ではありましたが、弊社への特命は、社長様はじめご家族皆様の意思との旨をお聞きし、そのご期待を超えなければならないと決意した次第です。

そして、18年前モデルハウスを完工した時の最大の歓びだった出来事を思い出しました。それは、県内でも超やり手の建築家が弊社のモデルハウスへ見学に来られ、深々と頭を下げ名刺を出され『一度拝見させて頂けないでしょうか?』と申されたことでした。

あらためてプロフェッショナルに認められる仕事の歓びと誇りを持てる仕事を継続する大切さを再認識しました。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充