一年程前のことだが、会社の車の給油をしていたガソリンスタンドがセルフ化し、スタンドを変えることにした。近くには地域一番安売りで口コミされているスタンドともう一店舗は単価を全く表示していないスタンドがあり、両方のスタンドで給油して比較しようと考えた。

その結果、当然だがガソリンの単価を表示していない方が高かった。

しかし、息子の言葉で単価の高いガソリンスタンドで全車両を給油することに決めた。

そのスタンドの前の歩道は通学路。息子が言った。

(弟)「あのスタンドに学校へ行く時も帰って来る時も話し掛けてくるおじさんがいるよ!」

(兄)「いるいる!いつも大きな声で話し掛けてくるおじさん!」

ガソリンスタンドとしての機能だけでは無く、地域のこども達を見守ってくれていたスタンド。(元気な声と笑顔で子供たちに声をかけてくれます!)このスタンドで給油したいと思った。このスタンドは地域に無くてはならない存在である。当然だが、このスタンドはいつもお客が多い。

今日の出来事である。洗車が終わり、若いスタッフが仕上にタイヤワックスを掛けながら、「新車みたいになった!」と実に嬉しそうに言った。彼は実に楽しみながら仕事をしていた。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充