現在、国内で建てられている日本式ツーバイフォー工法(輸入住宅を含めて)の殆どは、工場でパネル生産⇒トラックで運搬⇒クレーン車で組み立ての手順で組み建てられています。その為、1階の床、1階の壁、2階の床、2階の壁が全てパーツ毎に別れ、その接合部分を釘と帯金物、場合によってはホールダウン金物で接合されています。

純粋な北米式ツーバイフォー工法は、全て現場で組み立てられていく為、1階の床、1階の壁、2階の床、2階の壁の接合部の全てを構造用合板(針葉樹)で跨がせて施工している為、帯金物やホールダウン金物で補強する以上の強度があります。

実際にツーバイフォー工法を専門に手掛けるベテラン大工が自宅を建てる際、純粋な北米式ツーバイフォー工法の現場施工で建てています。

北米の技術者は同じ材料でも造り方次第でより強度を増すことを真剣に考えている様です。

⇒ホールダウン金物

?日本式ツーバイフォー工法
構造体がパネルで生産されていますので1階の床と1階の壁の合板が跨がせて施工できず、後に帯金物やホールダウンで補強します。

?純粋な北米式ツーバイフォー工法(現場施工)
構造用合板土台から跨がせて張る為、土台(1階の床)と1階の壁との接合部の強度が飛躍的に高まります。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充