弊社の設計デザインをお手伝いして頂いている手塚氏は、私の知る限り輸入住宅・西洋建築の分野での実績と実力は間違いなく日本トップクラスだと思います。

安城建築の家づくり思想である『家族の絆』に共感してくださったことがきっかけで、お手伝いして頂いています。

横浜国大の工学部建築学科を卒業され、数々の大型プロジェクトに携わられ、特に有名なプロジェクトではテレビドラマアットホームダッドの街として設定されたマークスプリングカーサの全体企画デザインを手掛けられ、そこは日本全国から建築関係者が多数視察に訪れる伝説の街となりました。その後、国土交通省国土交通大学校で研修講師を務められた経緯もあります。

これだけの経歴がある建築家だとお客様は手塚氏を大先生と思われ(実際にそうだが)『話しを聞いてくれないのでは?出来上がった図面に私たちが注文を付けることは出来ないのでは?』と思い込まれているお客様も少なくない様です。

しかし、私も何度か設計の打ち合わせに立ち会ってきたが、手塚氏はプロとしてのアドバイスはされるが、それはあくまでもお客様の満足度が持続する為のアドバイスであり、ご自身のエゴでからではないことが分かります。お客様がイメージに抱く鼻高々の有名建築家の様なことは一切ありません。

以前、現場で細部の納まりについて手塚氏が職人に相談した後日談として、職人から『建築家の方なのに珍しく謙虚な方ですね?』と言われたことがあるが、私も数年お付き合いさせて頂き、本当にその通りだと思います。

あまり知られていない手塚氏の素顔を少々お話しすると、安城建築の『家族の絆』に共感された通り、手塚氏は家族をとても大切にしていると感じます。家族の話になると決まって顔がほころんでいるため。(笑)週に一度は奥様に手料理をつくってあげているらしい。本人はおっしゃいませんが、おそらく奥様への感謝の気持ちからだと察します。

又以前、マークスプリングカーサ(アットホームダッドの街)に携わり一番印象深かった想い出は何でしたか?という質問に対し、
『ある駆け落ちした夫婦の為に街の人々が皆で協力しあって街の広場で結婚式をしてあげたことです』とやはり顔をほころばせながら語ってくれた。

今週末の大府での見学会にはサプライズで参加予定なので、『建築家=私たちの想いを聞いてくれない』と心配されている方は是非手塚氏と直接お話をしてみてください。同時に、見学会場でお施主様やOBのお客様に直接聞いて確かめてみて下さい。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充