2008.3.20H邸家に似合った庭づくり。これが中々実現できなかった。例えば、北米住宅を建てながらイングリッシュガーデンでは家と庭のバランスが少々おかしい。

北米住宅なら北米のガーデンをお手本にすることが最もお似合いのガーデンづくりの近道である。その為、様々なガーデン屋さんに写真で実例を見せながら説明してきた。充分理解して頂いたかと思い安心し、図面の出来あがりを楽しみにするが、いつも期待を裏切られイメージした庭と全く違ったものとなっていた。

あきらめモードの中、新たなガーデンデザイナーの方との出会いにより、私の意図するガーデンが出来上がりそうである。若い女性であるが、今までの概念を捨て実に謙虚に北米のガーデンを学んでいた。とても嬉しく思う。家や庭は洋服によく似ている。同じ生地を使ってもデザインの良し悪しで洋服の価値は天と地まで違ってしまう。家も同じで同じ建材や性能を備えていても外観のデザインや庭とのバランスの良し悪しにより、暮らす方のセンスが分かる。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充