北米の映画を観ると時々家の壁に沢山の家族の写真のワンシーンを見ることがある。

渡米した際、何度か個人の住宅に招かれたことがあるが、その際、壁に飾ってある家族の写真を何度も熱心に説明された覚えがある。米国では「家族」に対する特別な思いがあると感じる。おそらく、巣立った家族が再びクリスマス等で集う時、これらの写真は家族の絆を確かめ合うものとなるのだろう。

私の実家では、写真こそ飾ってはいないが、兄弟で背比べした柱がある。柱の低い部分に微かに残る線からは時の長さを感じる。ムカつくこともあるが、何故かこの柱を見ると穏やかな気持ちになる。家の何処かに家族のミュージアム的な場所を残すことをお勧めしたい。

ドライウォール工法は子供たちの成長を壁に刻むことが出来ます

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充