現在建築中の現場にて、お施主さんご家族が書かれたと思う柱の落書きを見つけた。
これを観た時、とても嬉しくなった。このお施主さんにとって、家は物では無く、人
生をこころ豊かに過ごす為のかけがえのないものだと思われていると感じた。

この落書きは、家族のタイムカプセル。数十年後、壁を剥がした時、この落書きを観
て何を想うだろう。

以前教えを頂いていたセラピストの先生が仰っていた言葉を想い出した。ひとの最大
の悦びは家族との繋がりであり、一番悔やまれるのは、家族と過ごす時間を作ること
が出来なかったことだと。

家族の求心力となり、家族の想い出が残せる家づくりをして行きたい。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充