『信用第一』というタイトルの日記を前回書きましたが、その現場の引渡し前の社内検査に現場に足を運んだ帰り道、工事中にご指摘を頂いたお父様宅にご挨拶に伺いました。

工事中は、ご心配をお掛けして申し訳ありませんでしたとご挨拶をすると、お父様は非常に満足げに、

『娘も大変喜んでいます。監督さんはじめ職人さん方も一生懸命細かい部分まで丁寧な仕事をしてくれました。立派な家を造って頂きありがとうございます』こちらが恐縮してしまう程、深々と頭を下げられました。

この瞬間、嬉しさと同時に名誉挽回をしてくれたチームメンバーへの感謝の気持ちが込みあがってきました。

お父様の真剣さは、娘さんへの『深い愛情』によるものだと感じました。

一見怖そうなお父様ですが(すみません)とても娘さん思いのいいお父さんでした。どこの家庭でもあることだと思いますが、お父さんと娘さんには時として溝が生じることがあります。しかし、その溝は娘さんへの深い愛情から生じるものであり、それがうまく表現できず伝わらないのも残念です。

この家づくりを切っ掛けにお父さんと娘さんがより絆が深まれば我々チームメンバーもとてもとても喜ばしく思います。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充