この日記の中で、私が時々話していることに、家のデザインは懐かしさを感じるものとしたいと言い続けて来た。その理由は懐かしさを感じると人は優しくなるからである。しかし、疑問に思い続けて来たことがある。何故、優しくなるのだろうと?

多分、もしかしたら幼いころの自分に出逢える、そんな気がするのではと思う。純粋でけなげなこころを持っていた頃の自分がとても愛おしく感じ、癒され、優しい気持ちになれるのだと思う。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充