今年、明治村開村50周年を迎えました。そして先日下記広告が新聞一面に掲載されました。私ども安城建築の現在の取り組みも全く同様だと感じました。

明治村に移築保存されている建物の多くは、鎖国を解かれ海外から入ってきた錦絵を元に宮大工が自身の技術と我が国の威信を担って海外の伝統的建築を融合して造られました。100年も前の建物であってもその当時の職人達の粋を今尚感じます。

和と洋の融合、それは一見すると対極にあり、融合=チン問屋になってしまうのでは?という感覚がありますが、長年吟味され生き残ってきた正統派の和と同様に長年吟味され生き残ってきた正統派の洋との融合の場合では、何故か実に美しくこれもまた時の流れによるデザインの陳腐化を感じることはありません。そして時代を超えて人々を魅了し続けています。

弊社モデルハウス東に建つ折衷建築も我が国が世界に誇れる建築物として明治村さんより特別に譲り受けた三重県庁舎及び師範学校移築報告書を元に復元したものです。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充