写真は、アーチ部分のフレキシブルコーナービートと壁との接合部分を更に、長期に渡りヒビ割れが起こりにくくするために、和紙のジョイントテープで補強をしている様子。一般的なドライウォールの工程ではこの作業はしない。勿論、仕上げてしまえばこの工程は隠れてしまい解らなくなってしまうし、その違いは全く解らない。しかし、ゆずれないという。こだわりを持った職人の共通点でもある。

この作業工程を休憩中の外装職人が見て、『ほうっ!!』と唸っていた。時々私がこそこそと足場に上り、外装職人の仕事を凝視すると『ほうっ!!』と唸る仕事をしている。遠目では解らない部分を密かにしてくれている。

創業昭和四年合資会社安城建築 代表社員浅井宏充