ドライウォールの施工は職人の技術レベルによってそのクオリティが大幅に異なります。弊社のチームメンバーの夏目職人は、輸入住宅の父と言われる戸谷英世先生(大変厳しい先生)より、我が国において正しいドライウォール工法を実践し、日本のドライウォールの指導的立場の職人として太鼓判を押された唯一の職人です。

もうひとつ彼の特徴を紹介すると、非常におせっかいであること。一般的に職人は、自分の仕事のことだけしか考えないことが多いが、彼は、常に他の職人の仕事をチェックし、不具合があるとそれを的確に指摘且つリアルタイムで現場監督に報告する。勿論、現場監督は現場監督で確認はするのだが、現場に常駐して居る訳ではないので、言うなれば、現場助監督の様な感じでしょうか。

欠点として、他の仕事が気になり、自分自身の仕事が捗らないこと。(私もヤキモキすることがしばしば・・・)これは本人も痛感しているかと思うが、おそらく職人として、誇れる家を造りたいという根っからの職人気質だから仕方あるまいという感じだろうか。

見学会等にも神出鬼没に現れるので、身長が高く、ペンキまみれの服を着ている人を見かけたらそれが夏目職人です。話好きなので気軽に話し掛けてあげて下さい。

そうそうもうひとつ、彼の特技は、この色と同じ色を作って欲しいと言うと、簡単に作ってしまうこと。例えば、絵の具の12色でほぼどんな色でも調合して作ってしまいます。これは感心するほどの職人芸で一般的な塗装職人では出来ない技と言えます。是非、施工中の現場や見学会で会う機会があったら試しにその芸を見せてもらってみては如何でしょうか。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充