自動車屋さんから少し不思議な話を聞きました。長年多くのお客様と接してある法則に気付いたそうです。それはお客様の中に少数ですが、車に名前を付けている方といつも綺麗で丁寧に乗られている方に限って事故率が極めて低く且つ仮に事故に遭っても大した怪我も無いという法則。

昔から『物にも魂が宿る』ということわざがありますが、どうも先人からの言い伝えは本当の様です。

家も同じではないか思います。例えば、とことん家相等を考慮した家を造ったとしても、業者への不信感を抱きながらの家造り、造り手側も嫌な気持ちを抱いて造った家や暮らすひとが家を大切にしなければ家も家族を守ってもらえないのではと。

お施主さんの最終目的は『幸せ』ではないでしょうか。そこに結び付く様に造り手も住まい手も家に魂を宿らせてあげる必要があると思います。我々のお役目として、お施主さん、家づくりに関わるチームメンバー共度も気持ちよく家づくりに取り組める土壌作りだと感じます。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充