本日、戸谷先生より先生の門下生(工務店)向けの研修として安城建築への見学の依頼状が届いた。私が、戸谷先生を輸入住宅の師とし15年程になるが、世界の住宅の研究者としてこの戸谷先生と肩を並べる方は居ない。天才とはこの様なひとのことを言うのだろうといつも感心する。

先生は過去にも、大手住宅メーカーに泣かされた消費者を助ける為に、7人の弁護士相手にお独りで戦われたらしい。

話が少々ずれるが、娘さんはハーバードの大学院を卒業され、現在ハワイ大学の教授をされ、息子さんは米国でスパーバイザー(現場監督)をされている。家族揃って天才なのである。

先生の生涯通じてのミッションはいつも一貫し、日本の貧しい住文化を米国の水準に引き上げること。その為には日本の住宅産業が米国の住宅産業から謙虚に学ぶことだと先生はお考えになられ、全国の門下生に米国の住宅づくりの教えを説いている。

先生曰く、日本の住宅産業は、米国に比べ50年遅れていると言われる。その理由として、日本の住宅は性能こそ高いが、資産として考えた場合極めてレベルが低い。その証拠に、日本の大手住宅メーカーが世界一の住宅産業を持つ米国市場で一切認められてはいないという。

安城建築のお役目は、先生の生涯掛けたミッションを早期に実現することだと考えている。

先生より教えを頂くスタッフ

先生の著書

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充