以前から何となくですが、スカイダイビングをしてみたいと思っていました。そんな折、偶然ですがお世話になっている仕事関係の方のお住まいの近くでスカイダイビングが体験できることを知り、友人を誘って一路南伊勢へ。

当日は超快晴。友人が先に飛ぶこととなりヘリは3000m(富士山の高さ位)まで上昇し、地上から肉眼でヘリを見つけることは全く出来ません(それほど高い高度)

パラシュートで海岸に降り立つ友人は何故か千鳥足。

(私)『どうだった?』
(友人)『例えようがない。パラシュートが開く数十秒間、ナガシマのジェットコースターなんかとは比べ物にならない』
(私)・・・超不安が過ぎりました。

私のイメージしていたスカイダイビングは飛び降りて直ぐにパラシュートが開きユラユラと降下してくると思い込んでいました。昔からジェットコースターのあの急降下は大嫌いで絶叫系のコースターは絶対に乗りませんでした。

今なら止められかもと思い、係りの人に『直前で止めた方居ますよね?』と尋ねると『居ません』と一言。よって更止めますとも言えず・・・

外人さんのインストラクターがヘリへ乗り込めと促す・・・ヘリが上昇し高度が増すにつれ顔が引き攣り始める・・・心の中でマジかよ~メチャクチャ高いやんかぁ・・・何でここに来てしまったんだろう・・・何度と無く『やっぱり無理です!!!』と叫びたかった。

インストラクターの外人さんの膝の上に乗り次にヘリのスライドドアが開く。私の身は半分空中。もう怖くて目を開けていられません。人間、恐怖がマックスになると脳を守る為に情報を遮断するというのはその通りです。パラシュートが開く30秒程『ウギャー』と叫んでいたと思います。目が廻りゲロを吐きそうになりましたが私が吐くと全てインストラクターに降りかかりますのでそれだけは避けなければと必死でした。
砂浜に降り立つと友人同様、足はフラフラの千鳥足・・・

このスカイダイビングの経験は、人間は地に足が着いていないと本当に駄目ということ(笑)そしてこの経験は私の人生三大恐怖の3番目にランクインしたこと。勿論、二度と飛ぶことはありません。