以前、この日記にて男性脳と女性脳が遥か昔の原始時代の影響が強く残っていることを書きましたが、今月届いたJALの雑誌の表紙から、遥か原始時代にノスタルジアに安らぎと心の充足を求める現代の人々の探究心を強く感じました。

快適な最先端の暮らしにも拘らず、自然に抱かれながら、あたかも荒野の中で火を囲んでいる様に・・・なんて贅沢で素敵な時間の過し方でしょうか。

耐震性、断熱性等の機能、性能で優位性を競っている我が国の建設業界と異なり、世界最先端と言われる米国の住宅業界では、耐震性、断熱性等は既に住宅にとって当たり前のことであり、自社の優位性とは考えていないようです。

私の師匠でもある戸谷先生曰く、日本の住宅の50年先を行く米国の住宅は、デザインの考え方、間取りの考え方等は、建築工学に加え、芸術及び人文類学的な観点で考えられているそうです。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充