人生・こころを豊かにする家
安城建築の住まいに暮らすと、どんな変化が、どんなメリットがあるのか。安城建築代表の想い、そして実際のお客様の事例を交えてご紹介します。
- 安城建築代表の想い
- お客様の12の事例
代表浅井宏充が経験した”家づくりが心の充足に変わった瞬間”
私の実家には築50年程の母家がありました。普段は殆ど使われていませんでしたが、唯一お正月とお盆には、家族が和室に集いました。その時、必ず確認してしまう一本の柱がありました。
その柱には、私や弟達が描いただろうと思われる落書きや兄弟の背比べの跡が微かに残っていました。その跡を見ると子供の頃の想い出が蘇り、不思議と優しい気持ちになります。そして、年々薄くなっていく落書きに自分達の想い出までも消されていく様で、切なさも感じました。
築50年を経て、機能・性能等のスペックはほぼゼロと言えるこの家ですが、時として私を励まし、勇気づけてくれる家でした。
昨今の家づくりの判断基準の中心は、機能・性能となり、ひとの感情や感性に響く大切なものを見失っていると感じます。家づくりにおいて、物質的な要因も大切ですが、それと同じ位、大切にすることで家から思い掛けないものを得ることができると私は思います。
お客様方、皆さん、『家をつくろう』と考え始めた理由や、どんな家にしたいかは十人十色です。しかし、弊社のお客様に『どんな暮らしがしたいですか?』という質問をすると、『穏やかに暮らしたい』・『家族の笑顔が絶えない暮らしがしたい』という答えが圧倒的に多く、皆さんの最終目的は『幸せな暮らし』を求められています。
これから家づくりを始められる皆様にどうしてもお伝えしたい実話があります。
私が今まで経験した仕事の中で、A様の家づくりを通して極めて貴重な体験と学びを頂いた実話です。(掲載お客様了承済み)この実話により、急いでいた家づくりを冷静に考え、あなた様の家づくりが成功に導かれる切っ掛けとなれば幸いです。
A様がモデルハウスにご来場されたのは、息子さんが小学校入学までに家を建てたいという理由でした。
当初ご主人からの質問の多くは、断熱性能、気密性能、耐震性能等であり、家の性能に強く関心があることが解りました。
その理由を伺うと、息子さんが自閉症であり、将来、自分達(親)が先に逝った時、残される息子さんのことを考えると、少しでも快適に住める家を残してあげたいという理由でした。
そのお話を伺って私は次の様な質問をしました。
『高気密高断熱の家に暮らせれば本当に息子さんは幸せになるのでしょうか?』
続けて次の様なことをお伝えしました。
(私)『家づくりにおいて、断熱性能・気密性能等は数値に表しやすく解りやすいと思います。それに対し外観デザインや間取りは数値には出来ません。ひとは懐かしさを感じるものを見れば優しく温かい気持ちになります。又、開放的な間取りにすれば、子供たちの微かな変化もさり気無く感じることもできます。残念ながら、それらの要素は数値では表すことができません』
『息子さんのことを考え、家を資産価値の視点で考えた場合、将来少しでも高値で売却若しくは、高値で貸せる様な家にした方が、息子さんは嬉しいのではないでしょうか?』
『又、家を精神的な効用で考えた場合、お友達が遊びに来たくなる素敵な家にすることが息子さんにとって嬉しいのではありませんか?息子さんが毎日笑って暮らせる家こそがA様の本当につくりたい家だと思いますが、如何でしょうか?』と。
2度目にお会いした際、A様が息子さんのことを話してくれました。
(A様)『今度小学校にあがる息子ですが、市の教育委員会からは、養護学校に通うことを勧められています。親としては、出来れば小学校の特殊学級に通わせてやりたいと思っております。しかし、例え、小学校に入学出来ても障害を持つ息子が学校で虐められないだろうか?健常者の娘も障害を持つ弟がいるという理由で虐められるのではないかと心配しています』
数回お会いし、間もなくA様より設計依頼がありました。設計のヒアリングを終えたデザイナーは、打ち合わせの際、A様からの依頼を噛み締める様に話してくれました。
(デザイナー)『A様は自閉症の弟を持つ娘はこれから先、引け目を感じたり、自信を無くしたりすることもあると思ってみえます。親としてそんな娘に対し、家だけでも自信を持てる様にしてやりたいと。出来れば、息子や娘の学校の子たちが大勢遊びに来てくれて、沢山のお友達が出来る様な格好いい家にして下さいと希望されました』
この話を聞いたスタッフ、現場監督、職人たちチームメンバーは、デザイナー同様、職人魂に火を燈されたと思います。コーディネーターも息子さんが少しでも家の中で穏やかに暮らせることが出来る様にと、色が真理的に及ぼす効果を熱心に調査してくれました。
引渡しの際、A様の奥様と共にコーディネーターも感極まり涙し、 後にコーディネーターは、『これほどまでに感動した仕事は初めてでした』と話してくれました。
A様が新居に入居され間もなくして、コーディネーターに一通のメールが届きました。そこには次の様なことが書かれていました。(掲載許可済。但し、お子様名前はプライバシーの保護の為、仮名とさせて頂きます)
美穂と翔は、片道30分の通学路を頑張って歩いています。美穂は、学校は、楽しいと言っています。
翔は、教室ではまだまだ大変ですが、まわりの子供たちが結構やさしくて、『あ、翔君だ』と声をかけてくれたり、翔のランドセルを持ってくれたり、翔も自分から、同じ通学団の優しいおにいちゃんの手をにぎろうと、手をのばして、その子も、それに応じて、手を握り返してくれたりと、いいこといっぱいです。
先日も、通学路の帰り道、同じ学年の子、4人で帰っていたときのこと、ほかの三人の子が、たんぽぽの綿ぼうしをとって、『ふぅ~』と、綿毛をとばしていたり、翔に『ふぅ~』とさせてくれたり・・・そして翔が自分から、綿帽子を取って、『ふぅ~』としたことに感動・・・。こんな光景を見ると地元の小学校に入れて、よかったなぁと、思いました。
翔は、自分の家が見えると、急に走り出します!!自分の居場所と思っているみたいで、嬉しいです。帰ってくると笑顔が多いです。学校で色々と我慢しているからでしょうね。
A様が入居され1年を経て、私が定期点検に伺った際、奥様は、素敵な家だと、直ぐに沢山のお友達が遊びに来てくれる様になりましたと笑顔でお話してくれました。
私が二度目の訪問の際、ご主人に『家づくりをしようと思った切っ掛けは何ですか?』と聞いてみると次の様にお話してくれました。
『息子のことで家族が暗くなり、何か大きなイベントをしないとこのままでは家族が駄目になってしまうんじゃないかと思いました』と。その話を私と一緒に聞いていた奥様が『そうだったの?』と初めてご主人の想いを聞かされた様でした。
奥様はご主人の家族に対する深い愛情を強く感じたことだと思います。
私の小学生時代からの友人の息子さんも自閉症です。友人は昔から楽天的な性格で大変そうな素振りは殆ど見せませんが、時折、友人から聞く想像を遥かに超えた出来事を聞く度、家族の大変さを痛烈に感じます。その話を聞いていた為、翔君が通学団のお兄ちゃんに手を引かれながら学校へ向かう後ろ姿がA様ご夫婦にとってどんなにうれしかったかが想像できます。おそらくご夫婦で涙されたことでしょう。
米国の人々は『家とは最高の人生を送る為のかけがえのないもの』と考えているそうです。家の耐震性・断熱性はどんな家であろうと一定水準を満たし、安全で快適に暮らせることは当たり前のことであり、突出した性能よりも、暮らす家族の人生の豊かさ(心の充足)の実現の為に家を持つことを真剣に考えています。
そして私はA様の家づくりをするまでは、『人は人との繋がりや絆でしかこころの充足感は得られない』と強く思っておりました。よって、我々が家づくりで心の充足をお客様に提供することは不可能だと考えていました。
A様の家づくりを通じて、物づくりがこころの豊かさに変わった貴重な瞬間を経験させて頂きました。それは家づくりの真髄を感じた瞬間でもありました。そして、この貴重な経験から安城建築のミッションを感じました。
『安城建築の取り組みの全ては、お客様と関わるメンバーの心の充足へと繋げて行くことが使命である』と。
これから家づくりをされるあなた様には、是非とも『心の充足に繋がる家づくり』を実現して欲しいと願います。
お客様の事例
①家に帰るのが楽しみになります

毎日忙しく働くご主人にとって一番の労いは、家族の笑顔です。
リラックスできる空間で奥様や子どもと会話を楽しみ、素敵に飾りつけられたリビングでお酒を飲みながらゆっくりすることで、一日の疲れが癒やされます。
そんな我が家に帰ることが、何よりも楽しみになることでしょう。
家は最も自分を大切にできる場なのです。
②子どもとの会話が増えます

開放感あふれる間取り、家族が集まるリビング。
オープンプランニングは、快適さを与えてくれるだけでなく、家族間の会話を増やす効果もあります。
私たちのお客様から、「リビングに来てもほとんど会話をしようとしなかった無口な息子が、この家に暮らしてから自ら進んで話をするようになりました」という声が届きました。
いつも家族が顔を合わせる間取りに暮らすことで、意識することなく自然と会話が生まれます。
③夫婦で過ごす時間が増えます

家の中が心地よく過ごせると、外出する機会が減ります。
それは、家族がそばにいて、自分の趣味に合わせた家具や小物などが飾られた素敵な空間での生活に幸せを感じられるからです。
空調設備による空間の快適性も、素晴らしい住み心地を実現します。
ご主人は休みの日にゴルフに出かけたり、自分一人で好きな趣味を楽しむことよりも、家で家族と過ごすことに楽しさを感じます。
夫婦で過ごす時間も自然と増えることになります。
④ご主人も奥様も穏やかになります

空間の広がりは豊かさを感じさせてくれます。
間仕切りが少ないオープンな空間にいると、心がリラックスして落ち着きます。
そして気持ちが穏やかになるほど、ご主人から奥様に、または奥様からご主人にかけられる言葉にも優しさがこもります。
お客様から入居後の住み心地について「主人が穏やかになった」「子どもに対してイライラしなくなった」という感想を聞くことがよくあります。
オープンな空間は人の心も変える効果を持っているようです。
⑤人が集まるようになります

素敵な家に暮らすことで人が集まるようになります。
奥様のお友達は、お茶を飲みながら会話を楽しみ、素敵な家に来る喜びを感じます。
お子様は、学校や近所のお友達を自慢の家に招きます。
おしゃれで快適な空間の魅力を体感したお友達は、次の訪問が心から楽しみになります。
大人になったとき「こんな家に住みたい」と憧れを持つことでしょう。
足を踏み入れるだけで魅力を感じる家だからこそ、たくさんの人が集まります。
⑥暮らしを楽しむことができます

家を3軒建てたある女性のお客様がお友達に言いました。「生活のためだけだったら、わざわざ家なんて建てなくてもいいのよ。家は人生を楽しくするために手に入れるのよ」
説得力のある深いお話です。家は、奥様にとって人生の大半の時間を過ごす場です。ご主人にとっては、仕事で頑張って働き、疲れた体と心を休める場です。お子様にとっては、成長を支える大切な環境の場となります。手に入れたいのは、「ここにいるのが一番楽しい」と家族みんなが思える家です。
使いやすさや便利さを求めたものは、使ってはじめてそのよさがわかります。しかし、それだけで暮らしが楽しくなることは難しいでしょう。暮らしを楽しめる家とは、実際に住んでいる人たちが笑顔で楽しい気持ちでいられることです。
そんな素敵な家に住めば、いつも気持ちよくいられます。きれいなお花を見ていると穏やかな気持ちになるように、そこにいるだけで家族みんなが自然と笑顔になり、楽しい毎日を送れます。楽しい気持ちは、暮らしを豊かにしてくれます。
⑦自尊心を高めてくれます

あるお客様から聞いた実際の話です。
一日の仕事を終えて帰宅したご主人は、自宅の駐車場に車を停めて降りた後、周りに誰もいないことを確かめます。そして、自分の家が一番よく見える場所に立って眺めます。
「美しい家だなぁ~」
「カッコいい家だなぁ~」
「すごいいい家だなぁ~」
そして…
「この家つくった俺ってスゴイじゃん」
この家に住んでから、何となく自分に自信が持てるようになったそうです。
ご主人にとって「俺ってスゴイじゃん」と思える家は誇りです。きっと「俺の家は、どの家にも負けない」という思いがあるのでしょう。それは、自分の自信へとつながります。家という存在が自分に自信、そして自尊心を与えてくれるのです。
⑧心地よい空間を作りだしてくれます

夏の暑いとき、冬の寒いとき、人は家の中のどこに集まるでしょうか? 夏であれば暑さを、冬であれば寒さをできるだけ感じない場所、つまりより快適な場所を求めます。なぜかと言えば、居心地がいいからです。人はいつも心地よさを望んでいます。大きな家でも、日常的に使われるのは一部の部屋に限られていることはよくあります。
写真をご覧ください。開放感のある室内、装飾とおしゃれな家具、落ち着きのある雰囲気が心地よい空間をつくり上げています。心地よい空間は心を穏やかにしてくれます。日頃仕事で忙しいお父様も、リラックスした気持ちでお子様に絵本を読み聞かせてあげることができます。もしもそこが心地よさの乏しい空間であったとしたら、お父様も進んで絵本を読む気持ちにはなれないでしょう。
家族みんなが穏やかな気持ちでいられる心地よい家をつくることができれば、親子関係、家族関係も自然と良好なものになるはずです。
周囲からの憧れ、称讃
⑨周囲からの憧れ、称讃されます

「いいな~、私もこんな素敵な家に住みたいなぁ」。素敵な家に住むと、周りの人から憧れや称賛の声が届くこともあります。住んでいる人にとっては、とても嬉しい声です。人から褒められることほど気持ちのいいことはありません。もしもマイホームを通していつも褒められるとしたら、人生の楽しさもより深くなるのではないでしょうか。
写真をご覧ください。このダイニングの椅子に腰掛けて、そこから見える光景から感じ取れるものは何とも言えない心地よさです。
このお客様の家に、普段あまり褒めることをしないお父様が初めて来たとき、食事会が開かれました。ダイニングから室内が一番見渡せる席に座ったお父様の口から出たのは…
「細部まで無駄のない家だ」
「見えるものがみんな気持ちいい」
この言葉は、最高の贈りものになったと思います。
魅力のある家に住むことで、日常的に素敵な言葉が届けられます。自然と心が豊かになっていくような気がします。
⑩ストレスのない穏やかな心を作ってくれます

子育て、掃除、洗濯、食事の準備を毎日しなければいけない奥様は、大変です。ゆっくり休む暇も、自分のことをする時間もなく、一日を通して気が休まるときがありません。
アパートに住んでいらっしゃる方からよく聞くお話があります。その狭さから物があふれ、片付けたと思っても子どもがすぐにおもちゃなどを引っ張り出してしまう。片付けも整理整頓どまりで物が見えることに変わりはなく、なかなか落ち着いた気持ちにはなれません。
小さなストレスを感じることの繰り返しで、イライラが溜まります。そして、その空間にいることが辛くなってしまうのです。一日を過ごす暮らしの場がストレスの溜まる環境なのか、リラックスできる環境なのかは、住む人たちにとって非常に大きなことと言えます。
想像してみてください。素敵なもの、好きなものに囲まれて、目に映る光景が心落ち着く素敵な空間だったとしたら…
実際に素敵な家に住んでいらっしゃる方々の声で、共通していることの一つが「生活のストレスを感じなくなった」です。それは収納が多いというよりも、素敵な空間にいるといつも心地よく気分がいいということです。だからリラックスしていられるのです。
素敵で心地よい空間が気持ちにゆとりを生み、穏やかな心にしてくれる。この事実を語る声が、実際に体験している方々から届いています。
⑪家族と心地よさによる満たされ、幸福感を味わうことができます

家づくりをはじめる前に、どんな家にしたいかを要望書に書いていただきます。最後には「家を手に入れてどんな暮らしがしたいですか?」という質問があります。実は、その答えはほとんど共通しています。
笑顔と会話のある暮らし
家族みんなが楽しくいられる暮らし
友達、親族みんなに来てもらえる暮らし
日々幸せを感じられる暮らし
家づくりの要望はそれぞれの家族で異なりますが、最終的に求めるものは同じ家族の幸福です。
心地よい空間に包まれて穏やかな気持ちで過ごし、いつも家族の温かさに触れられたら、心は満たされるはずです。その心は言葉と行動を優しくします。妻に、夫に、子どもにかける言葉には優しさがこもっています。優しい言葉は相手の受け止め方、そして行動を変えます。まったく掃除をしなかったご主人が、頼まれることもなく掃除機をかけ出すということはよくある話です。
心地よい環境づくりをきっかけに、いろんなことが好循環となって、家族みんなが幸せを感じることにつながります。
⑫満たされた心から感謝の気持ちが生まれます

満たされた心は、人に変化をもたらします。
新居に入居された奥様が共通して感じていることがあります。
それは…「こんな素敵な家をつくってくれてありがとう」
ご主人への感謝の思いです。
実際に奥様から聞いたお話です。
「アパートで暮らしているときは、家事と子育てに追われる毎日で心に余裕がなく、主人が頑張って働いていてくれることが見えず感謝の気持ちを持てませんでした。この家に住んでからは『こんな素敵な家をつくってくれてありがとう』という気持ちがあります。仕事から帰ってくる主人を『頑張ってくれてありがとう、お疲れさま、お帰りなさい』と迎えられます」
生活環境が変わり心に余裕を持てると、物事の見方や受け止め方はよい方向に向かいます。妻から夫へ、夫から妻へ感謝する気持ちや機会が増えれば、よりよい夫婦関係を築くことができます。感謝し尊重し合う親の姿は、それを見ている子どもの心を豊かにすることでしょう。
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