サーモグラフによる窓表面温度比較
樹脂サッシとLow-E複層ガラスの組み合わせなら、ほとんど外気の影響を受けません。透明複層ガラスでは外気の影響を抑えられず、熱を逃がしてしまいます。窓枠もアルミ樹脂複合サッシですら外気の冷たさが伝わってしまい、結露が発生します。
安城建築では、北米思想の住宅を日本品質でつくっています。
外観の優美さに加え、性能面でも妥協しない家づくりが、
資産価値を持続させ、いつまでも心地よい生活を実現します。
お客様のご要望によりZEH(ゼロエネルギーハウス)も可能です。
多くの方が間違った認識をしていますが「高気密・高断熱=快適」ではありません。
そもそも既存の住宅性能評価の基準には遮熱の概念がないので、断熱性だけで快適性を計ってしまうのです。
安城建築では以下にご紹介する様々な技術の組み合わせにより、断熱性能を表すUA値0.43を実現。
これはZEH基準(UA値0.6程度)を
大きくクリアしています。
本当に快適で光熱費を抑えたいなら、
ウレタン遮熱工法です。
伝導熱
物体を伝わって熱が移動。
金属から布へ熱を伝えるアイロンなどが代表例です。
断熱材には熱伝導率の低い物体が使われます。
対流熱
窓を開けたときの室内の温度変化など、空気の移動とともに熱が移動するのを対流熱といいます。
ドライヤーやエアコンはこれを利用したものです。
輻射熱(放射熱)
熱源から熱が直接放射されることを指します。
太陽や焚き火、ストーブなど、自ら熱を発するものはすべてこれにあたります。
これら熱移動の3原則が住まいの快適性に大きな影響を及ぼします。
従来の断熱法は、おもに「伝導熱」「対流熱」に帯する対策で、「輻射熱」に帯する対策はありませんでした。
これでは冬の寒さには対応できても、夏の暑さ対策はまったくできません。
私たちが普段体感する熱移動の3原則の比率は、輻射熱が75%、対流熱が20%、伝導熱が全体の5%です。
この3原則比率は米国ペンシルバニア州立大学始め信頼の於ける研究機関の統一見解として発表されています。
一般的な断熱材は熱移動のうち伝導熱の5%と対流熱の20%対してしか効果を発揮できません。
断熱対策のみの場合、断熱材が保温材の効果を持ってしまい、そのため一度暑くなってしまった断熱材を冷やそうとすると、冷房に大きな負荷がかかってしまうことになり光熱費が高くなってしまう可能性があります。
では、熱移動の比率で大きな割合を占める輻射熱はどのように対策すればいいかというと、一番効果があるのが遮熱になります。
遮熱材として最も適したアルミには、輻射熱を約97%反射する性質があります。
それをシートにすることにより、夏に威力を増す輻射熱を反射し家の内部まで熱の影響を受けにくくすることが可能になります。
赤外線が一番当たる屋根材には、遮熱コーティング済みのカラーベストを標準採用しています。通常の黒いカラーベストに比べて表面温度は-19℃、屋根裏の温度は-12℃になります。屋根裏の温度が抑えられれば、空調の節電にもつながります。また、勾配天井のように屋根の下が室内になっている場合、断熱材の下地に銀色の遮熱シートを貼っています。
外気温と、断熱を施した家(一般的な断熱法と、ウレタン遮熱工法の2軒)の室温の推移を3日間比較しました。
※冷暖房を使用しない状態で測定
寒さが厳しい1月下旬の3日間、 外気/グラスウールを使った一般的な断熱材の家とウレタン遮熱工法の家を3つの条件で温度推移を計測した結果が左のグラフです。
最高気温と最低気温の差が11℃、一般断熱の家が7℃なのに対して、ウレタン遮熱工法の家はたったの2℃という驚異の結果が計測されました。
注目すべきは、一般断熱の家では冷気をある程度防いでいますが、外気温の影響を受け一日の室内気温の変化が著しいというこです。遮熱効果を持たない一般断熱の弱点が、一目瞭然です。
ウレタン遮熱工法の家は室温差が少なく、蒸し暑い盛夏の暑さから影響をあまり受けていないことがわかります。
※冷暖房を使用しない状態で測定
データ測定したのは、 朝夕の温度差が激しいことで知られる京都。最も気温の上昇する8月中旬の3日間、最高気温は39.5℃に達し、高低差は16.5℃もありました。対してウレタン遮熱工法の家は、 冬場の測定結果と同じ室温差2℃。驚くべき結果となりました。 何と最低室温は31.0℃と、一見暑いように感じられますが、冷房なしという環境下での測定のためです。
一方一般断熱の家では最高室温が41.5℃を記録しました。 外気温より2℃も高くなっていました。遮熱効果を持っていないこと、そして熱をためこんでしまう欠点が、最悪の状況を生み出しています。
オール電化住宅の1月の光熱費20,000円越えに対しウレタン遮熱工法の家は10,947円。その差は約1万円
■ 断熱効果と光熱費
ウレタン遮熱工法を新築住宅に施工した茨城県笠間市のMさん宅
●ご夫婦とお子様2人の4人家族
●3LDK+納戸+約32坪、オール電化採用
他にもメリットがたくさん!
ウレタン遮熱工法のメリットは暑さ対策だけに留まりません。
たとえばアルミ熱線反射材は電磁波も97%以上遮断。
長い釘などを使わないので構造や外壁に負担をかけず、防水効果により構造の劣化を防止。
紫外線も97%遮断するので断熱材の劣化を防止等々、他にも様々なメリットを持っています。
北海道で生産されたこのサッシは、夏涼しく冬暖かい、一年中心地よい室内空間を演出します。さらに冷暖房費を大幅に節約でき、冬場の嫌な結露の発生が抑えられ、日々のお手入れの手間が少なくなります。このサッシにはガラスの内側に3層の銀コーティングがあります。これにより、断熱性・気密性を高めました。またガラス内には断熱性をより高めるアルゴンガスが充填されています。
1.熱貫流率 0.9W/㎡K
(プッシュアウトケースメントの測定値)
JIS規格の断熱性能最高等級「H-6」基準(1.90)を大幅に上回る性能です。
2.UVカット率 93%
紫外線をほぼ全てカットすることが可能です。
3.格子入りガラス
お好みに合わせて格子を入れる事が可能です。
省エネ建材等級の最高等級4つ星!!
樹脂サッシとLow-E複層ガラスの組み合わせなら、ほとんど外気の影響を受けません。透明複層ガラスでは外気の影響を抑えられず、熱を逃がしてしまいます。窓枠もアルミ樹脂複合サッシですら外気の冷たさが伝わってしまい、結露が発生します。
施工現場で、外壁面と二階天井面に硬質ウレタンが吹き付けられます。断熱性能はグラスウールの約1.7倍。自己接着力に優れたウレタンを現場で直接発泡することから、隙間のない断熱施工ができます。また、硬質のウレタンが構造躯体に密着するため構造剛性も高まります。吹き付け作業は熟練の職人の手によって行われます。グラスウールやロックウールなどに比べ、隙間なく吹き付けることで、数値通りの性能が発揮されます。
壁、天井に隙間なく断熱材を施す現場発泡ウレタンという工法には、主に二種類の工法があります。高密度の30倍発泡(単独気泡)の冷凍冷蔵庫用(フロンを含まない)難燃性硬質ウレタン熱伝導率0.022(w/m.k)と、低密度の水100倍発泡(連続気泡)の難燃性硬質ウレタン熱伝導率0.035(w/m.k)です。同じ呼び名ですが、断熱性能の差は約1.6倍。30倍発砲の断熱材の方がより断熱性能が優れています。見分け方は簡単で、指先を断熱材に差し込んでみてください。堅く指が刺さらない方が30倍発泡で、簡単に刺さってしまう方が100倍発泡の断熱材です。
安城建築で使用する冷凍倉庫用の断熱材は、吹き付けられて発砲し、カチカチに固まります。
それによりツーバイフォーの枠はガッチリと固定され、建物剛性が高まり、地震にも強くなります。
地震に対する強さは、日本に住む人にとって非常に重要なポイント。安城建築でも採用しているツーバイフォー工法の家は地震に強いと言われています。
東日本大震災、新潟県中越地震、阪神淡路大震災という過去の地震において、揺れが原因の全壊は0棟でした。
東日本大震災(平成23年3月11日)
1)調査目的
今回の大地震により、ツーバイフォー工法住宅(以下「2×4住宅」という。)が受けた被害の程度を調査し、2×4住宅の耐震性能を確認・検証する。
2)調査方法
別途定めた調査票により、会員会社から以下の地域おける供給実績を問い、被害程度の報告を求めた。
3)対象地域
岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県の被災地
4)調査時点
調査票を4月27日に送付し、7月28日現在の報告に基づき、不明分について聞き取りを行った。
5)被害の確認方法
会員会社が直接点検を行い、あるいは建物居住者に直接電話等で問合わせて、被害状況を確認した。
1.調査票の回収状況
1)報告会員数
調査対象地域に供給実績を有し、本調査に回答した会員会社 29社。
2)供給棟数
上記会員会社による対象地域での2×4住宅供給総数 20,772棟。
2.調査結果
1)調査集計総括表
被害 程度 |
津波を除く被害 | 津波被害 | ||||
合計 | 強震変形 | 地盤崩壊 | 液状化 | 類焼他 | ||
全壊 | 7 | 0 | 6 | 0 | 1 | 105 |
半壊 | 69 | 2 | 33 | 34 | 0 | 128 |
一部 損壊 |
413 | 319 | 61 | 16 | 17 | 410 |
計 | 489 | 321 | 100 | 50 | 18 | – |
多少の被害 有及び無 |
19,633 | 7 | ||||
小計 | 20,122 | 650 | ||||
合計 | 20,772 |
2)住宅の被害程度の区分
全壊 | 住宅が滅失したもの、具体的には、住宅の損壊または焼失部分の床面積がその延床面積の70%以上に達した程度のもの、または主要構造部の被害額がその住家の時価の50%以上に達した程度のもの。 |
半壊 | 住宅の損壊が甚だしいが、補修すれば元どおり使用できる程度のもの、具体的には、損壊部分が延床面積の20%以上70%未満、住家の時価にすると20%以上50%未満のもの、また、ある程度住家が傾斜したもの。 |
一部 損壊 |
上記の程度を下回る損壊を受けたもの、多少の補修は必要な被害が発生した住家。 |
多少の 被害有 |
壁紙に皺がよったり、少し裂け目が入ったり、家具の落下等により床材が一部傷ついたりした程度の被害が生じたもの。当面、そのまま居住してもほとんど支障はないもの。 |
被害無 | ほとんど被害が見られなかったもの。もちろん、継続して居住することに支障のないもの。 |
強震変形 | 震度6弱以上の地震動による直接的な建物被害。 |
地盤崩壊 | 震度6弱以上の地震動により、敷地及び敷地に隣接する擁壁の傾きや割れにより地盤が崩壊することによる間接的な建物被害。 |
液状化 | 震度6弱以上の地震動により、敷地地盤が液状化することによる間接的な建物被害。 |
津波被害 | 津波による建物被害。津波波力(浸水も含む)による間接的な被害及び衝突物による間接的な被害。 |
3)調査棟数
岩手県 1208棟 |
洋野町 | 久慈市 | 田野畑村 | 宮古市 | 山田町 | 釜石市 |
8 | 63 | 0 | 64 | 8 | 150 | |
大船渡市 | 陸前高田市 | 矢巾町 | 一関市 | 奥州市 | ||
53 | 32 | 330 | 179 | 321 | ||
宮城県 8017棟 |
仙台市 | 石巻市 | 塩竈市 | 白石市 | 名取市 | 角田市 |
4871 | 263 | 133 | 67 | 461 | 36 | |
岩沼市 | 登米市 | 栗原市 | 大崎市 | 東松山市 | 大河原町 | |
156 | 49 | 80 | 310 | 118 | 53 | |
村田町 | 柴田町 | 丸森町 | 旦理町 | 山元町 | 松島町 | |
12 | 139 | 7 | 88 | 16 | 44 | |
七ケ浜町 | 利府町 | 大和町 | 大郷町 | 富谷町 | 加美町 | |
49 | 197 | 141 | 12 | 475 | 23 | |
涌谷町 | 美里町 | 南三陸町 | 気仙沼市 | 宮城美里町 | 大衝村 | |
36 | 60 | 21 | 47 | 0 | 6 | |
宮城川崎町 | 蔵王町 | 女川町 | ||||
15 | 27 | 5 | ||||
福島県 2706棟 |
福島市 | 郡山市 | いわき市 | 白河市 | 須賀川市 | 相馬市 |
666 | 846 | 386 | 140 | 183 | 34 | |
田村市 | 伊達市 | 本宮市 | 桑折町 | 国見町 | 川俣町 | |
72 | 103 | 74 | 19 | 8 | 4 | |
鏡石町 | 天栄村 | 磐梯町 | 猪苗代町 | 会津坂下町 | 湯川村 | |
19 | 1 | 3 | 26 | 20 | 1 | |
会津美里町 | 西郷村 | 泉崎村 | 中島村 | 矢吹町 | 棚倉町 | |
11 | 25 | 2 | 4 | 16 | 9 | |
鮫川村 | 石川村 | 小野町 | 新地町 | 浅川町 | 古殿町 | |
0 | 15 | 13 | 3 | 1 | 2 | |
中島村 | ||||||
0 | ||||||
茨城県 5171棟 |
水戸市 | 日立市 | 土浦市 | 石岡市 | 結城市 | 常総市 |
688 | 469 | 583 | 124 | 44 | 80 | |
常陸太田市 | 高萩市 | 北茨城市 | 笠間市 | つくば市 | ひたちなか市 | |
67 | 34 | 41 | 98 | 899 | 516 | |
潮来市 | 常陸大宮市 | 那珂市 | 坂東市 | 稲敷市 | 桜川市 | |
20 | 48 | 101 | 35 | 33 | 19 | |
神栖市 | 行方市 | 鉾田市 | 小美玉市 | 茨城町 | 大洗市 | |
452 | 33 | 39 | 93 | 61 | 31 | |
美浦市 | 阿見町 | 河内町 | 利根町 | |||
27 | 264 | 9 | 263 | |||
千葉県 3670棟 |
成田市 | 佐倉市 | 旭市 | 習志野市 | 印西市 | 香取市 |
729 | 1580 | 163 | 532 | 401 | 54 | |
栄町 | 東庄町 | |||||
210 | 1 |
※出典:一般社団法人日本ツーバーフォー建築協会ホームページより
安城建築が採用している全館空調には、空気をきれいにする電子式エアクリーナ(アズビル特許技術)が付いています。通常の全館空調の吸気フィルターの性能と比べ、約1,000倍クリーンな空気を循環させることができます。一般的なフィルタ式ではとれない細かなダストも除去できます。一般的なフィルタの場合、約10μm(スギ花粉程度)までとれますが、電子式エアクリーナーは0.01μm(タバコの煙等)の小さい粒子までとれるような設計になっています。PM2.5についても99%の除去が確認されており、家全体の空気をきれいに保ちます。花粉に悩まされていたお客様が電子式エアクリーナー付の全館空調の家に住みはじめて、家では楽になったとのコメントもいただいています。
全館空調は、部屋ごとの温度差を少なくし、室内を一年中快適にしてくれるシステムです。しかし、このシステムはどの住宅でも採用できるわけではありません。高気密・高断熱住宅で、十分な性能を持っていることが前提になります。もし、住宅性能が十分でない住宅の場合、空調の効きが悪く無駄に電気代だけがかかる場合があります。
全館空調システムは基本連続運転のシステムです。 連続運転だと電気代が高くなるのではないかと思われるかもしれませんが、過剰な温度設定をせず、低回転で動き続けるので電気代の節約につながります。また、熱交換型の換気システムにより熱損失が少なく省エネにつながっています。
安城建築が採用している全館空調について詳しく知りたい方は、アズビルの全館空調システム「きくばり」の公式サイトをご確認ください。