安城建築

社長BLOG 2011.03.07

『とても嬉しかったこと』

以前、リフォームの工事の際、職人の不注意で奥様が大切になさっていた大理石のテーブルを破損してしまうということがありました。職人と共にお詫びに伺った際、奥様の悲しまれている姿を見て本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。

奥様の様子から「あぁ、良好だったA様とのお付き合いもこれで終わってしまった」と感じた瞬間でした。

ベストを尽くすことだけを考え、破損した破片をサンプルとして、様々な石屋に尋ね、数ヶ月間を要してしまいましたが、ようやく石の産地が判り、なんとか似た模様を探し出し、丁重に納品させて頂きました。

それから一年ほど経った先日、その奥様からのご紹介というお客様がモデルにご来場されました。ご来場されたお客様が、「Aさんが何度も『いい住宅会社だから』と言っていたので来ました」と仰ってくださいました。

正直、私はあの時のトラブルにより、もう二度と弊社にご依頼いただけることはないだろうと思っていました。だからこそ、今回のA様の奥様からのご紹介は、とても嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
建築において、最後までお客様が100%満足することは極めて難しいと言えます。

しかし、我々は限りなく100%に近づける努力をし続けなければいけない。そして、万が一の時には、正直に陳謝し、ベストを尽くすことの大切さを学ばせて頂きました。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充

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