安城建築

社長BLOG 2010.11.12

『暖炉』

ボーイスカウト時代の経験からでしょうか、昔から薪ストーブのある暮らしに憧れていました。
10年程前に実際に薪ストーブを設置したので、薪ストーブのある暮らしの感想をお伝えします。

■良かった点
⇒人間の本能でしょうか。炎を見ていると気持ちが落ち着く。
⇒暖炉の前で本を読んでいると、いつの間にか気持ちよく眠ってしまう。
⇒インテリアの一部としてお洒落。

■想像と違っていた点
⇒家全体を暖める時間は圧倒的に全館空調の方が早い。
⇒室内の空気がかなり乾燥する。
⇒薪は硬い木でなければ、直ぐに燃えてしまう。
⇒硬木は本当に硬く、小さな斧では全く割れない。
⇒薪が思いのほか高価。(自分で山から切り出し運搬することを考えると安い)
⇒灰の掃除が大変。(掻き出す際、灰が飛散する)

■弊社のお客様で薪ストーブを設置されたお客様の声
⇒『暖炉を点けると冬でも暑くて窓を開けています』 安城市O様の声

■ユーザーの皆様方への注意点
⇒高気密高断熱の家に暖炉を設置する場合、必ず外気導入タイプの暖炉にする必要があります。燃焼には相当量 の酸素を消費しますので、外気導入方でなければ、窓を開けなければ酸欠状態となりかなり危険です。
⇒住宅街の場合、近隣より排煙のクレームが多い様です。

■個人的な所見
⇒年老いた時(時間に余裕が持てる様になった時)は、暖炉が豊かな時間をもたらせてくれそうだと感じます。
⇒冷暖房の快適性を考えた時の優先順位は全館空調。予算に余裕があれば暖炉だと思います。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充

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