おじいさんの話によると私の三代前の職業は呉服屋だった様です。この箱は反物の収納する木箱です。母親曰く、昔はもっと沢山あったそうです。
この木箱はたったひとつだけ処分されずに残っていた貴重な遺産。箱の裏側を見ると明治44年、9月。103年の時を経たものでした。安城建築の礎ともなった家業の遺品かと思うと感無量です。
話は少しそれますが、半田市の西洋館で重要文化財にも指定された旧中埜家住宅の竣工は、明治44年。築103年を経てもその美しさは人々を魅了し続けており、現在はカフェとして利用されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E4%B8%AD%E5%9F%9C%E5%AE%B6%E4%BD%8F%E5%AE%85
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充