チューダースタイル
チューダー様式は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、米国で資産家たちが郊外に建設した豪邸を言います。

柱、梁、窓台などが装飾としての役目を兼ねたハーフティンバー構造のデザインがチューダー様式と思われていることがありますが、これはチューダー様式の中の一つのデザインとなります。
米国の資産家たちによる豪邸となれば、本来一般人がチューダー様式の建物を手に入れることは困難になります。
したがって、日本で言われているチューダー様式というのは、本来のチューダー様式ではなく、一般の人に普及しやすいハーフティンバーデザインのスタイルの住宅のことを指していると言えるでしょう。
特徴としては、急勾配の屋根とハーフティンバー、縦長の窓の組み合わせなどでデザインされています。
ドイツ、英国、フランスなどの旧市街に建っている古い建物に採用されているデザインで、ヨーロッパに滞在経験のある人にとっては、憧れの建物になっている魅力的なデザインです。