実家の近くに昔からある小さな和菓子屋がある。時々、曾おばあさんの乳母車に揺られながら公園のこのベンチでういろうを食べていた微かな記憶がある。

店の前を通り掛かった時、ガラス戸越しに古いショーケースに並ぶういろうを見つけた。三十数年前と変わらない味で美味しい。もしかしたら、想い出が心地よくういろうを食べたくなるかもしれない。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充