インテリアデコレート

輸入住宅の魅力を増すために無くてはならいのがインテリアコーディネートとインテリアデコレートである。

残念ながら我が国のインテリアコーディネートのレベルは、欧米のものと比べ物にならない。特に海外生活経験者の皆さんは痛切に感じられているのではと思う。

特にインテリアデコレート（飾り付け）に関していうと、米国では、インテリアコーディネーターとは別にインテリアデコレーターという専門職種があるほどで、その専門職のプロフェッショナルのレベルの高さは極めて高い。日本国内の会員制高級リゾートホテルのアッパー会員専用ルームのデコレートを軽く上回る。まさに職人技であり、劇的にインテリアの価値が上がる。

事実、日本の高級ホテルのインテリアコーディネート及びインテリアデコレートは、海外のコーディネーター及びデコレーターの独占市場となっている。

家づくりのアドバイスを少々。インテリアのレベルの高さのバロメーターは、施工例の写真を観ると一目瞭然。壁紙や床材はカラフルで目を引くものの、室内に不自然に配置されたテーブルや椅子のアングル。そしてズームアップされた小物の写真。これらはレベルの高いコーディネートとは言えない。

欧米のインテリア雑誌ではこの様な引きのアングル（ズームアップ）で撮影されている写真は極めて少ない。レベルの高いコーディネート及びデコレートはどこから観ても絵になる。アングルを考えなくても美しく、まるで高級ホテルに暮らしている様にワクワクする。

因みに下記写真は弊社のコーディネーターがお手伝いした施工実例。お施主様はご家族での海外生活経験者でもあり、奥様は高級ホテル勤務経験のある方です。

創業昭和四年 安城建築　浅井宏充