障害を持った子供たちが通う「ねむの木学園」での教育を聞いた。この学園では、教えず褒めるという教育を実践しているそうだ。園長先生曰く、雰囲気づくりや本物を見せたりはするが、教えることはしないらしい。教えるということは強制や型にはめることに繋がる危険性があり、それよりも自主的に取り組む環境づくりが最も大切だと考えられているようだ。

自主的に取り組む環境づくりとして、褒めてあげることより、「嬉しいわ!」と言ってあげる方のがスイッチが入りやすいという。人は褒められる喜びより、人を喜ばせることで得られる喜びの方のが遥かに大きいという。

褒めるということは、相手を評価していることとなり、上から目線である。一方、相手の行動に対して自分はどう思うかという気持ちを伝えることは、上から目線にはあたらない。子供に関わらず、人は潜在的な部分で敏感にその違いを感じ取っているという。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充