意外と知られていないことではありますが、窓の数が多くなればなるほど建築コストは上昇します。
よって予算が厳しい場合、業者側としては窓の数を極力少なくする事を考えます。

しかし、ユーザーの方は、この窓の数と建築費との関係に意外と気付かないことが多い様です。

当然のことですが、窓の数を極端に少なくすることにより、日中でも『暗い』と感じてしまうこととなってしまう場合もありますので注意が必要です。機会があったらお値打ちと思う家の間取りを見ながら窓を数えてみて下さい。同じ床面積でも場合によっては、窓の数が半分という家もあります。

初めて輸入住宅を検討される方の多くが、単純に『坪単価』と『目に見える部分の仕様』だけで判断をしてしまうことがあります。特注品をつくるうえで重要な要素は、どんな造り手であるか?ということ。造り手のプライドと職人との姿勢が正しければ、目に見えない部分や素人の方が気付きにくい部分も妥協はしないと言えます。
安いものには安い理由があり、高いものには高い理由があることを知ることこそが家づくりの満足度を高め、持続させるコツだと思います。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充