プレハブ住宅を料理に例えると、調理方法が規格化され、誰が造っても同じ味のフランチャイズレストランに似ています。マニュアル通りに造れば、誰が造っても同じ家になります。

フルオーダーの輸入住宅を料理に例えると、中華街の中華専門店に似ています。お店ごとで料理人が違い、調理方法も様々です。例え同じ様な食材で調理しても、調理人の技量により料理の味も大きく異なります。同じ食材にも関わらず、お客様を呼び込まなければならないお店もあれば、自然と行列が出来てしまうお店もあります。

フルオーダーの輸入住宅も中華街の専門店同様、同じ建材を使用しても建築家や現場監督、職人、インテリアコーディネーター等の調理人チームのレベルによってその完成度及びお客様の満足度が大きく異なることは事実です。

料理と輸入住宅で違う点。それは、料理は満足度が低くてもその場限りですが、住宅の場合はそうはいかない、というところです。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充