新年明けの2日、恵比寿にある東京写真美術館にて映画『二宮金次郎』を観て来ました。

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全国の多くの小学校にある薪を担ぎながら勉学に励む金次郎の石像。しかし、教員は勿論、子供達も金次郎の人生を知る人は殆ど居ないのではないでしょうか。私も先生から金次郎の話を聞いたことは一度もありませんでした。もしかしたら先生の話を全く聞いて居なかっただけかもしれませんが(笑)もし、小学生の頃に知っていたとしたら・・・もう少し周りの人達に迷惑を掛けずに育っていたと思います。

 

以前、小田原の尊徳記念館を2回程訪れ、尊徳先生の足跡を巡りましたので、ある程度は知ったつもりでしたが、今回この映画を観て更に深い気付きを得ることが出来ました。

 

この映画は通常の映画館では放映していないことが非常に残念ですが、正直、超お勧めの映画です。観なければ人生の損失とも言えるのではないでしょうか。上映が終了したその時、ご高齢の女性が嗚咽しながら号泣されていましたが、皆、同じ気持ちだったに違いないと感じました。出来ることならば、全ての小中高生に見せてあげたい、そんな素晴らしい映画でした。

 

※写真の松ぼっくりは金次郎が幼い頃、薪を売ったお金で松の木の苗を買い、災害で度々決壊する堤防に植えたと言われる松の木の下で拾った松ぼっくりです。子供だった金次郎は力仕事が一人前に出来ないことから、自分に出来ることは何かと考えたのでしょう。