先日、東浦のY様邸にて気密測定を行ないました。サッシ本数14箇所。気密性に不利な掃き出しの引き違いサッシ2ヶ所、片引きサッシ1ヵ所という条件下で測定士さんも驚く0.3(C値)でした。

(通常、手間を掛けずに気密数値を落とすには、可能な限りサッシの本数を少なくし、出来るだけ小さなサッシを使用し、気密に不利な掃き出しの引き違いや片引きサッシを使用しないのが常とされています)

測定士の方曰く0.3の数値を出すことのできる家は、測定をする家の中でも上位2割程度とのことで、他社の技術指導出来る領域となります。勿論、この数値を出すのには多くの手間と現場管理のノウハウを必要とします。

尚、多くのユーザーの皆様方が勘違いされているのは、気密性能が優れている=断熱性能が高いと思われていますがそれは違います。

例えば、単に気密性が高いビニールハウスと同じことなのです。

真に快適性の高い、高気密高断熱の家とは、①高性能な遮熱材(シルバー色の薄い防水紙だけでは遮熱性能が充分とは言えません)+②高性能な断熱材+③高気密性能+④高性能サッシ+⑤空調システムの5つの全てが揃うことで実現出来るのです。