年末、雪のちらつく現場で職人さんと共に缶コーヒーを飲みながら肉まんをほうばった。代表になり、現場監督だった時に比べ現場に行く回数は減ったものの、現場は新たな気付きや発見、職人さんの生の声を聞くことが出来、仕事の楽しさのひとつです。
今回も今まで気付くことが無かった『そこまでする必要があるの』と思われる職人のこだわりを発見した。職人曰く『こうしないと気が済まないっすよ』と。
こだわりの内容は説明が小難しくなるので割愛するが、彼らの仕事に対する姿勢を観て、会社としても棟数をこなすことよりもいい仕事を遺していかなければと感じました。
私の師匠であり、輸入住宅の権威者である戸谷英世先生からは、『安城建築は工事を丸投げするようなミニハウスメーカー的な営業工務店にだけはならない様に』と釘を刺されています。もちろん、私はそんなことはしない。何故なら仕事の一番の楽しみが奪われてしまうから。
今年も技術を研ぎ澄ませるため、日本の50年先を行く世界最先端の住宅産業である米国視察を予定したいと考えています。
日本に輸入住宅が導入され早20年以上が過ぎた現在、日本における輸入住宅は、どうも正しい方向に向かっていないのではと、度々感じます。
微力ながら、我々の取り組みが、日本における輸入住宅のスタンダードとなる様な仕事をコツコツとやっていきたいと考えています。
今年も安城建築のご支援、宜しくお願いします。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充