添付の資料は、日米の住宅投資に対する資産価値のグラフです。
米国では資産価値が投資金額と比例、若しくはそれを上回っています。一方日本では投資金額の半分以下しか資産価値がありません。これは先進国の中でも唯一日本だけの様です。
経済学者や住宅評論家はその理由をメンテナンスの有無と言うが、それは全くの見当違いです。充分に住むことが出来ても消費者がその家に暮らしたいとか借りたいという思いになれないことが一番の理由と言えます。
以前日記で紹介した神戸のスタバの洋館が証明している様に、デザインが流行に左右されず不変的で美しいもの(歴史の中で吟味されたデザイン様式)ならば、100年経ても老若男女問わず、心引かれます。
更に例をあげますと、ディズニーランドのアトラクションには、ヒストリーをテーマとしたものと、フューチャーをテーマとしたアトラクションがあります。お客さんのリピート率を計測すると圧倒的ににヒストリーをテーマとしたアトラクションの方がリピート率が高いのです。その法則をノスタルジー不変の法則と言います。
米国の住宅は上記のことをベースとしてデザインされている為、築100年経た建物でも高価にて売買されております。その結果がこのグラフそのものです。