安城建築

社長日記 2008.12.19

クラック(ひび割れ)の起こりにくいドライウォール工法

輸入住宅の必須アイテムのドライウォール工法。但し、残念ながら我が国ではいまだ正しいドライウォール工法を実践している会社は数少ない。

クラックが起こりにくいドライウォール工法には、専用の資材と正しい石膏ボードの貼り方及び施工技術が必要となる。

例えば、石膏(せっこう)ボード。正しいドライウォール工法には、ドライウォール専用の石膏ボードを使用する。壁の石膏ボードも一般的な910㍉×2430㍉のサイズより130%大きい1220㍉×2430㍉のサイズの石膏ボードを使用する。サイズが大きいのは、可能な限り接合部を少なくし、割れにくくする為である。又、この専用の石膏ボードには石膏ボードと石膏ボードの接合部分の目地処理がしっかり出来る様に、なだらかなくぼみがある。

正式なドライウォール工法もなんちゃってドライウォール工法も仕上がってしまえば、プロでも見分けることは困難である。しかし、築後数年するとその違いは明確となる。

身長187センチの巨人のドライウォーラーの夏目(弟)が手を広げたよりも大きいドライウォール専用の石膏(せっこう)ボード。

階段下の物入れの目に見えない部分までしっかりと目地にはテープ処理がしてあります。「いつもの職人で造る」ことにこだわる理由のひとつです。

ドライウォーラー夏目(兄)の大きな体で、完成度の高いドライウォールを実現する為に小さなパーツをひとつずつ丁重に取り付けていきます。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充