安城建築

社長日記 2009.09.24

マスターベッドルームとバスルーム

米国での生活体験者の方なら誰もがご存知の様に、マスターベッドルームの隣には必ずバスルームがある。理由は実にシンプルで夜の夫婦生活を終えた際、マスターベッドルームから直接バスルームを使用できる為である。米国の人々にとって、夜の夫婦生活は夫婦円満の秘訣であり、とても重要なことだと考えている。

以前、この日記でもマスターベッドルームの直下にある和室(将来的に老夫婦が暮らすであろうと思われる)について書いたことがあるが、奥さんの心情を考えるととても満足のいく夜の夫婦生活は期待できない気がする。設計時に施主の方から言い出すことも出来ず・・・日本ではタブーな話かもしれないが、その辺りの配慮はプロとして最低限必要だと感じる。

モデルハウス建築当時、技術指導を受けた米国のフレーマー(建て方大工)は、日本の家の間取りを見て日本人は夫婦生活が無いのか?と実に不思議そうに話してくれたことを思い出した。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充