安城建築

社長日記 2010.06.03

正しい家づくりの情報収集

お客様からよく聞き尋ねられることで、『輸入住宅は日本の気候に合わないのでは?』・『輸入建材の為メンテナンスが大変なのでは?』というご心配の内容のものがあります。

気候風土に関してからお答えします。
我々安城建築が採用している北米式ツーバイフォー工法は、北米(米国・カナダ)で多く建てられている木造住宅と同じものです。

地球儀で、日本の国土と米国とカナダを足した領土を比較してみて下さい。
イチロウが活躍するシアトルの年間降水量は東京とほぼ同じです。しかし、夏の間滅多に雨は降りませんが、その分冬は日本の梅雨以上に毎日という程雨天の日が多いそうです。
アラスカ寄りのカナダは北海道より寒く、テキサスは沖縄以上に暑く、そしてフロリダは高温多湿で、我が国の台風より強烈なハリケーンが到来します。
この様な条件の中で最も信頼のおけるものがツーバイフォー工法であり、住宅=ツーバイフォーだと認知されています。

続いてメンテナンス。
確かに輸入住宅がブームになった頃、様々な輸入建材が日本へ輸入され、中にはクオリティに問題がある製品もありました。しかし、現在ではクオリティの低いものは淘汰されました。又、輸入商社の中には取り扱う製品に対しての責任を負うところも出てきました。(全ての商社ではありません)

安城建築では、全ての製品を輸入することは考えていません。安城建築の輸入住宅は輸入思想住宅であり、主に設計思想の輸入こそが輸入住宅だと考えています。輸入建材を使用する場合、メンテナンスの必要の無い、階段材や床材、インテリアドア等を輸入しています。逆に後々メンテナンスが必要となることが予想されるものは極力国産部材を使用し、輸入住宅であっても可能な限りメンテナンスフリーでなければならないと考えています。

お客様がご不安に思う上記のほとんどは、住宅メーカーの営業マンからの情報です。本当に正しい情報なら消費者の為にも大いに結構ですが、十年以上前の営業マニュアル通りの情報をお伝えするのは如何なものでしょうか。

家づくりに迷われているお客様に、私はいつも下記の内容をお伝えしています。
「家づくりで本当に正しい情報を得ることは至難の業だと皆様思われているのではないでしょうか?」と。

家づくりのノウハウ本を100冊読むより、確実で簡単なポイントが大きく7つあります。

□担当の営業マン・協力会社の職人さんは、この会社の建てた家に暮らしているかどうか?
□モデルハウスでは無く、実際に支払うお金で購入できる実物の家を見学してみる。
□営業マン抜きで建てたお客様に直接お会いし、「この会社に頼んで良かったと感じていますか?」と尋ねてみる。
□設計無料とは?
能力のある設計士は無料で図面を描くことはありません。例えば、高級布地を使用してもデザインが劣っていれば、洋 服の価値は無に等しいと言えるのではないのでしょうか?
□特別キャンペーン値引とは?
契約期限を区切ることにより、お客様の思考を停止させる手段です。もしお断りしても翌月、翌々月もまた特別キャンペ ーンは続けられます。
□ライバルを引き合いに出すとどこまでも値引きに応じてくる。お客様は会社は選べても、技術者や職人を選ぶことはできません。
□自社に施工部隊を持っているか否か。他の工務店に丸投げする会社の後々のクレーム発生率は突出しています。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充