先日放映されたトヨタのドラマ『リーダーズ』。このドラマの中で、トヨタが支持される為に懸命に取り組み消費者に受け入れてもらう為に懸命に努力してきたことは、『高品質と顧客満足(迅速なメンテナンス体制)』だと思いました。
輸入住宅も約20年前、一時ブームの様になり、その後、急速に減速しました。その要因はまさしく、平行輸入の低品質建材とメンテナンス体制の不備によるものでした。それにより、輸入住宅業者の多くは、他商品への転換及び倒産へと至ってきました。
私は輸入住宅においてもトヨタ同様、『品質とメンテナンス体制』が極めて重要であると考えております。直輸入すれば簡単に目先の売価を下げることは出来ます。しかし、それは、長い目でみれば、結果的には買われたお客様の利益には繋がらないことが多く、やはり、輸入住宅は日本の気候風土に合わないということを繰り返すこととなり、いつまで経っても欧米の様な資産価値の持続する家づくりを実現することはできません。デザイン的に資産価値が持続しても、品質に不安要素があればそれは、問題です。
輸入住宅の絶対条件は、『永遠の美しいデザイン』・『高品質』・『永続的に対応可能なメンテナンス体制』は絶対条件です。
日本では輸入住宅ブームが沸きあがり、20年が経ちました。過去の反省点も含め今一度、業界全体で原点に立ち返る必要性を感じております。
そして、輸入住宅の父と呼ばれ、私の師でもある戸谷英世先生より次の事を託されました。
『輸入住宅の先駆けとして実績と信頼のある安城建築が、我が国における輸入住宅業界の模範及び判断基準となり、正しい輸入住宅を日本に広めて行って欲しい』と
安生建築の使命は、先生の志を受け継ぎ、その志を果たし続けることです。