輸入住宅風の住宅と本物の輸入住宅との違いを問われて建築家の手塚氏はそう説明してくれた。
上記の答えを勘違いされる方がいるといけないので補足説明をすると、あくまでも長年西洋建築の勉強をしてきて、尚且つ努力と経験を積み続けてきたベースがある状態であることは前提として、『目の前にある1棟の現場の取組みに要した時間』のことである。
『安城建築の家は重みがある』、『細部が違う』と時折お客様から言われることがある。
手塚氏の言う通り、手塚氏も、コーディネーターも、現場監督も、職人も掛けた時間が違う。それは確かである。
私が細部の図面を表に出すことを嫌がった時、手塚氏は、『多くの業者が我々を目標にしてくるでしょう。日本の輸入住宅のレベルが上がることに貢献でき喜ばしいことです。しかし、その時には、我々は彼らより更に高い位置にいるでしょう』と笑みを浮かべながら話してくれた。
⇒名古屋市で間もなく着工するビクトリアンスティックスタイルのK様邸。このディティールを元に、現場監督が詳細施工図を描き更に完成度を増す作業をおこなっいていく。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充