奇人変人と呼ばれた岡本太郎を支えてきた岡本敏子さんの著書です。彼女の著書からは、岡本太郎の著書では到底知りえない自分自身との葛藤がヒシヒシと伝わってきます。
彼女の存在と支えが無かったら、岡本太郎も「芸術家岡本太郎」を貫き、演じきることは出来なかったに違いないと感じます。
下記は、この著書の一説。我々の仕事を再認識させてくれるメッセージがありました。
『岡本太郎にとって「住む」というのはただ食って寝るという。小市民的な日常生活だけではない。夢、情熱、愛など、生きる幅全体を包み込む。だから建築は芸術でなければならないのだ』
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充