マスコミによるトヨタ報道の風当たりは依然強い。トヨタに対して顧客の立場、協力会社の立場、様々な意見があるだろう。
私は今回の報道は、トヨタが我々日本を代表として「鏡」の役割を果たしてくれたのではないのだろうかと思う。トヨタがでは無く、「おまえ自身はどうか?」と問われているのではと思う。
働く社員とのあり方、ものづくりの姿勢、企業としての責任、顧客との信頼関係、協力会社との絆・・・・。
個人的な意見だが、この最大の試練に家元の章男社長がトップに立ったことにより、トヨタは急速に立ち直るのではと感じている。
片や超大企業、安城建築の様な零細企業と比べることすら笑われそうだが、同じ立場の家元として、「自分の天命=会社を守ること」は同じだと思う。「会社を守れなかったら自分自身の存在価値はない」と章男社長も思っているに違いない。
諸外国では、鬼の首を取った様に徹底的にトヨタ潰しにかかっているが、この最大ピンチは、最大のチャンスでもある。
この試練に真っ向から向き合い、過去の膿を摘出する、これは章男社長以外には実現出来ないだろう。その結果、私はこれまで以上にトヨタは顧客からの絶大な信頼を取り戻すと思う。
安城建築のお客様には、トヨタ系企業にお勤めの方も多い。先日、弊社の会長と事務所に訪れた知人との会話の中で、「今まで地元で長年やってこれたのもトヨタによる地域経済効果の恩恵があったお陰だと思う。こういう時だからこそ、トヨタを応援したい」と話していた。
私も微力ながら応援したいと思った。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充