本日早朝、ドライウォール専用パテが遥々米国から到着した。
北米の家族映画で時々家族で室内の壁をペイントしてリフォームしているワンシーンがある。あれがドライウォール工法のペイント仕上げである。輸入住宅には無くてはならない必須アイテムである。
到着したパテは北米同様の正式なドライウォールを実現する為無くてはならない材料であり、弊社が独自に輸入をしている。
国産にも同様のパテもあるが、ドライウォール専門職人に尋ねると様々な違いを説明してくれる。一番の衝撃的だった理由は、サンディング(パテ面をより平滑にする為のペーパー掛け)の施工時の話しである。国産パテを使用した場合、ペーパー掛けの際に出る細かな粉が目に入ると激痛がすると言うのである。一方このパテは国産の様な激痛が無いと言うのである。
勿論、国産パテにはホルムアルデヒドの放射量の性能区分表示に用いられるJIS規格のF☆☆☆☆(フォースター)が明記されている。なのに何故?と思うが、机上論や国の検査機関より、現場で直接肌に触る職人の生の声の方が妙に信憑性があると思うのは私だけだろうか?
北米同様の美しく、長期に渡りひび割れの起こりにくいドライウォールの実現には、ドライウォール専用の石膏ボードの使用+ドライウォール工法に適した張り方+専用パテ資材+確かな技術を兼ね備えたドライウォール専門職人+現場監督のドライウォールへの理解と協力、これらの全ての要素が必要となる。
弊社では輸入住宅に着手した直後、国内で正式なドライウォール工法の発展を願い、株式会社ドライウォールを設立し、ドライウォール専門職人の養成にも努めてきた経緯がある。
株式会社ドライウォールジャパンHP→http://www.drywalljapan.com/
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充