昨年の六月、チューリングテスト(文字での対話による人工知能テスト)にてロシアのスーパーコンピューター・『ユージーン』が13歳の少年になりすまし、五分間のチャットにて審査員の33%が人間だと判断し、史上初人工知能として合格しました。しかも審査員からの質問は全くの自由でコンピューターにとっては非常に厳しい条件でした。
先日のNHKの番組でも30年後には、生前の文章や会話データー等が相当量あれば、故人との会話も可能となると予測されています。現在のコンピューターの進歩の速度からしてもおそらく30年も必要としないのでは?と思います。
いずれ上記に加え3Dコピー及びロボット技術を組み合わせることになれば、多少なりとも大切なひとを失った人たちの心の支えとなることでしょう。
但し、人工知能も軍事的に使用されることは非常に危険のようです。人工知能に自分自身で学習し続ける機能が加わると、僅か2日で通常の人間の1000倍の知能を持つ様になり、設定された目標をトコトン追求することとなり途中で電源を切られたりすることに対しても自己防衛及び種の保存機能が働き始めると言われています。そうなるともう人間の知能ではコントロール不能というSF映画の様な危険性があると人工知能の研究者は警告しています。
いずれにしても核の二の舞にならないことを願います。一旦暴走し始めたら人間ではコントロール不能の神の領域に踏み込んでしまわないことだと思います。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充