ユーザーが支払うお金が有効に家づくりに変換されることを考えると、間違いなく大手メーカーより、工務店だろう。しかし、ユーザーが自分自身の家づくりに最も適している工務店を知ることは、インターネットが普及した現在でも難しい。例え理想の家づくりをしている会社を見つけたとしてもその会社の信用度までは中々判断出来ない。
例えば、建築会社が大手住宅情報誌やテレビCMに宣伝広告した場合、ユーザーによる会社の信用調査(会社の資産内容調査)はおこなわれるだろうか?答えは、ノーである。勿論、知名度と信用調査の結果も必ずしも比例しない。
弊社を選ばれたお客様の中には、最終的に弊社の信用調査をされた方もいるが、ユーザーの立場からすれば、実に正しい判断である。
工務店選びにおいて、人々が憧れる住宅を造れる設計力や技術は当然のこととして、長期に渡って健全経営をおこなっていくことこそが結果的にユーザーの利益に繋がると私は思う。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充