安城建築

社長BLOG 2017.02.10

先日T様邸の点検に伺いました。

先日T様邸の点検に伺いました。

チャイムを鳴らすと、(施工途中、弊社の手違いで、ご迷惑をお掛けしてしまい不快な想いを数回させてしまったにも関わらず・・・)満面の笑顔でご主人が出迎えてくれました。

一連の点検、補修を終えると、奥様が素敵なコーヒーカップで美味しいカプチーノをご馳走してくれました。

会話の中で印象深かったのは、ご夫妻共、携わった職人さんまでもそれぞれを名前で
『設計の手塚先生は、本当に何度も何度も私達の意見に寄り添ってくれました』
『現場監督の小鹿さんは、普段はニコニコしていますが、職人さんへ指示では、一変して仕事モードになり厳しい現場監督になっていました』
『大工の岡山さんがこの難しい部分を丁重に造ってくれたんです・・・ドライウォールの夏目さんがマントルピースのこの細かな部分を塗ってくれたんです』と名前で呼んでくれたことです。
『見学会の時は、夏目さんの娘さんも来てくれて、娘さん、お父さんの仕事をとても感心して、あの夏目さん、凄く恥ずかしそうにされてました・・・』と。
『家づくりを考え始めてから15年間、徹底的に家づくりを研究してきましたが、本当に満足しています』
(ここで言われる満足とは物質的なものを超越したことを仰ってました。解説をしますと長くなりますので割愛しますが・・・)

そして、最期にこの様なことをお話してくれました。以前、岡崎市のA様からお聞きしたことと同様の言葉でした。
『家が完成したことは本当に嬉しいことです。しかし、それと同時に思うことは、もう、これで携わってくれた皆さんとも会えなくなってしまうかと思うと、本当に寂しいです。先日、青山大工さんが手直しに寄ってくれた時には、玄関ドアを開けた瞬間、思わずハグしそうになりました』と。

見学会の際、玄関ホールのニッチに飾ってくれたメッセージはお客様ご夫妻によるものです。(上記の物質的満足を超越した満足度がこのメッセージから感じて頂けるかと思います。中々この領域に達することは実に難しいことですが、この領域に達した時、家に魂が宿ったと感じます)