安城建築

社長BLOG 2010.03.19

同業者研修を終えて。

北は札幌。南は北九州から同業者の皆さんが観光バスで弊社モデルハウスを見学された。参加者の中には、輸入住宅フランチャイズ本部の重役の方もみえた。

安城建築のモデルハウスは築14年を迎え、おそらく、日本最古のモデルハウスだろう。全国の主要都市のハウジングセンターには最新のモデルハウスが揃っているにも関わらず、遥々遠方からお越し頂く同業者の皆様の意見がとても気になった。

嬉しいことに同業者の皆さんの反応は極めて高い評価の声が圧倒的に多かった。
築10年も経てば、建物の資産価値はゼロということが当たり前の我が国で、このプロジェクトは、日本の住宅産業への挑戦でもあり、当初からこのプロジェクトのご指導をして頂き、今回の研修の団長を務められた戸谷英世先生の悲願でもあった。
築14年経た今、伝統的なデザインによる住宅は、国が異なっても資産価値が持続することが証明された瞬間でもあった。

14年前、このモデルハウスのオープニングセレモニーの際、戸谷英世先生は職人始め、多くの関係者の方々の前で、「このモデルハウスの図面を浅井さんから見せて頂いた時、全国の建築業者が試行錯誤を繰り返している中で、安城建築は初めての取り組みでもあり、正直、私は無理だとお伝えしました。しかし、いい意味でその期待を大きく裏切られました。私が知る限り、このモデルハウスは、日本の中で最も『米国の家』に近い家だと私は思います。安城建築がこのモデルハウスをつくったことにより、この地域の住宅レベルが飛躍的に上がると私は感じております」とお話しされた。

帰路に着く皆様のバスを見送った際、バスの中で大きく手を振る戸谷先生が居た。今後も師匠の夢の実現のお手伝いさせて頂く為にも安城建築が日本の輸入住宅のリーダーシップを担っていかなければと強く感じた。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充