春休みということもあると思いますが、近頃時々女子中高生のお嬢さんが通り掛かりにモデルハウスを見学してくれます。
彼女たちの年齢を考えると13~18歳ですが、モデルハウス築年数20年からしても彼女たちが生まれる前からこのモデルハウスの方が年上となります。
子供たちだけでモデルハウスの玄関ドアを開けることは大変な勇気が必要だったとおもいます。それ以上に観てみたいという思いの方が強かったのでしょう。
以前この日記でもお伝えしましたが、20年前、モデルハウスの建築に携わってくれた大工のリーダーだったジェリーに築20年で資産価値ゼロとなる日本の住宅事情を伝えた際、『俺たちが造っているこの家もってことか?』と強い口調で質問された私は『解らない・・・』と答えました。ジェリーは身を乗り出し『それは有り得ない!!』と怒っていました。
あれから20年、ジェリーもおそら70歳位、既に引退しているかもしれない。今ジェリーがこの女子中高生の話を聞いたらどんなに嬉しがるだろう。
そして胸を張ってこう言うだろう。
『ピーター(私のニックネーム)やっぱり、俺の言った通りだろ』と。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充