商品を買う場合、カタログのデータで比較することは極めて一般的。初めて家づくりをされる方も同様かと思われる。
しかし、現場で直接工事に携わる職人や技術者と話をすると、住宅メーカー工務店問わず、いかにカタログのデータ通りの快適性ではないかを認識させられる。
本日、ある空調関係者とお話しをする機会があった。その関係者の体験談としてC値Q値のスペックが高くてもメンテナンスで訪問すると驚くほど効きが悪い家があるという。
ちなみに断熱性能の低い家は玄関を入った瞬間にわかると言う。
ひと通り機械を調べても不具合は見つからず、喉まで、『問題はこの家の性能です』と申し上げたいが、それは口が裂けても言えないので 『不思議ですね~』と首を傾げるしかないと言われた。更に不思議なことにその家はカタログ上では次世代省エネ基準を満たしていたという。
話を聞いていて、水道屋の西川さんとドライウォーラーの夏目さんから言われたことを思い出した。
自分たちは、昼休みに現場で弁当を食べるから、施工中で空調が動いていない時でも快適な家かそうでない家かは直ぐにわかると話していた。
その後間もなく、西川さんから自宅の依頼があった時は、とても嬉しかった。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充