安城建築

社長BLOG 2022.12.03

断熱等級6+α

今朝の外気温はこの冬一番の冷え込みの3度。事務所(ずっと無暖房)の今朝7時の温度は17度でした。(日当たりの条件はいいです)弊社事務所は築21年となりますが、今の断熱等級に当てはめると断熱6となります。

因みに、現在弊社が建てている建物の標準仕様の50倍発泡硬質ウレタンは熱伝導率0.26+ウレタン遮熱工法(特許工法)を採用し、断熱等級6プラスαが標準仕様となっています。日本では、遮熱を断熱性能の計算値に含めることが出来ませんが、真夏の暑さ対策には効果抜群です。住宅先進国の欧米は既に断熱と遮熱はセットと考えられています。

余談ですが、硬質ウレタン断熱は、同じ呼び名でも水発泡系とノンフロン系の物がありその性能は大きく異なり、ノンフロン系の硬質ウレタンは水発泡系の約1.5倍の性能があります。よってツーバイフォー工法の場合、壁厚(89ミリ)の関係上、水発泡系の100倍発泡では外断熱とのダブル断熱を施工しない限り断熱等級6はクリア出来ません。

もう一点、ノンフロン系の硬質ウレタンの特徴として、構造体の中に吹き付けることにより、建物の合成が極めて高くなり、耐震等級の計算値にはルール上含むことは出来ませんが、大工さんや構造のエンジニアの方は、感覚的にこれは地震で倒壊することはまずありえないと言われます。

上記理由により、ウレタン職人さんが自らの家を建てる際は、当然の如くノンフロン系の硬質ウレタンを使用されています。