日経新聞と言えば誰もが認める日本を代表する経済新聞です。その日経新聞の記事の中に『日本の家はなぜ資産にならない』という記事がありました。
内容として、欧米ではなぜ中古住宅の資産価値が下がらず、日本の住宅は築20年で無価値となってしまうのか?ということが論点でした。そしてその最大の問題点を『欧米の住宅はメンテナンスをするから資産価値が下がらず、日本の家はメンテナンスしないから資産価値が下がる』解説しておりました。
正直、日本を代表する経済新聞がこれ程トンチンカンな記事を書くとは驚きです。もし、本当にそう信じているとしたら欧米の人々から笑いものとなることでしょう。若しくは、真実を知っているが、大手住宅メーカーと議員との深い関係性を保つ為に偽りの情報を国民に流しているとさえ思えてしまいます。
この記事が真実か否かは、この記事通り、徹底的にメンテナンスをしてみれば解ることでしょう。車同様、いくらメンテナンスしたところで、現在の状況と何ら変わることなく、築20年で価値はゼロとなることは間違いないと私は思います。
当然のことですが、資産価値はユーザーが決めます。ユーザーが、この住宅なら中古と言えども心ときめきワクワクし、この家に暮らしてみたい・・・即ち魅力的だと感じる住宅こそが資産価値の持続する住宅に成りうると思います。それは決してメンテナンスをするだけでは実現不可能なのです。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充