アメリカでは住宅を手に入れると幸せになれる。古くなっても購入した時よりも高く売却出来るようになっている。それでさらにグレードアップした住宅に住み替える事が可能です。この事実が、今回の視察で実感することが出来ました。
緑と景観が非常に重要な視点で捉えられ、資産価値を高めるステムが出来上がっている。住民もそのように努めている。
一方、日本は住宅を手に入れると価値が下がってしまい必ずしも幸せになれない現状がある。
政治家と官僚とハウスメーカーの責任は重い。国民の生命と財産を守るという憲法の意に反したことを長年続けきた事実は犯罪に近い。私たちは犯罪者にはなりたくない思いでいっぱいです。欧米に比較して日本の住宅システムは50年遅れていると言われていますが、その事実を見せ付けられました。
今後、住宅革命でもない限り、欧米に近づくことも、ましてや対等な立場になる事も難しいと考えてしまいます。住宅に関するあらゆる人々が、そして国民が、意識をもって改革に取り組んで早く新しいシステムを構築しないと、日本の将来は無いのではないかと不安になります。
しかし今は自分たちが出来る事、本物の住宅を造り続ける事で少しずつでも欧米に近づくように頑張るしかないと決意を強くしました。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充