グラバー園の視察を終え、ランチは、中華街で江山楼(こうざんろう)のちゃんぽん。長崎に来たら江山楼のちゃんぽんを食べずには帰れない。本場長崎には数多くのちゃんぽんのお店があるがここのちゃんぽんは絶品である。(長崎に暮らしている方に、長崎ちゃんぽんの最高峰は?と聞いて教えてくれたお店である)
ランチの後は、手塚氏が学生時代地元の女の子をナンパしたという思案橋に向かう。
(意外にも絶対ナンパなどしないだろうと思う手塚氏が唐突に話し出し、一同言葉を失う)
いよいよ軍艦島。現在超人気ツアーで、殆ど予約が取れないのである。
この島は昭和7年~49年の間、炭鉱で栄えた周囲1.2キロ程度の小さな人工島で、最大で5200人程が生活し、当時人口密度世界一を誇った島である。しかし、石油へのエネルギー転換の為、閉山となり現在に至るまで無人の廃墟の島となり、現在世界遺産にする活動が行われている島である。
船乗り場では、「その島まではどの位船に乗るんですか?」と乗り物酔いをするハウスアドバイザーの澤は不安げな様子。「スグそこだから・・・」と適当な返事をして聞き流す私。
船に揺られて40分程度で軍艦島が見える。
「何だか気味の悪い島ですね~」(澤)
廃墟の美しさが理解出来ない様である。
軍艦島は外洋にほど近く、港では穏やかな波も、島の岸壁付近は大きく波がうねり、200人程度の船でも大きく1メートル程上下に動き、接岸が難しい。事実、上陸した5日前までの間は1日2便の全便が接岸出来ず、上陸が出来なかったらしい。係りの方曰く、上陸出来る確立は30%だそうだ。
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充